「20 Minutes」紙 2009年9月14日
地下鉄駅構内などで配布され、フランス最大の読者数を誇る日刊無料新聞、「20 Minutes」紙にも『神の雫』が登場しました!こちらも原作者・亜樹直氏のメドック滞在を伝えていますが、「シュド・ウエスト」紙とは違って記事原稿のスタイルです。
世界で最も影響力のあるワイン評論家、ロバート・パーカーとの比較が持ち出されるなど、ボルドーワインの売り上げに影響を与える『神の雫』のインパクトがよくわかる記事となっています。
【BD:ボルドーが大ヒットmangaに酔いしれる】
「ヴァン・ミニュットゥ」紙 2009年9月14日
文=ベノワ・マルタン
『神の雫』の日本人原作者が、ボルドー地方を訪れている。
あるmangaがボルドー(ワイン)の売り上げをブースターのように増大させている。その原作者である日本人、亜樹直姉弟両氏が水曜日までポイヤック村に滞在する。有名なアメリカ人エノローグ、ロバート・パーカーと比較されると、「ノン、比較なんてありえません」と満面の笑みで強調した。しかし、2004年に世に出たこのmangaは、フランスワインのアジア地区への輸出に刺激を与えているのだ。まるでロバート・パーカーの評論が、いくつかのシャトーの売り上げに恩恵を与えるのと同じように。
【フランスで30万部売れたBD】
その微笑みながらの否認の背後には、こんな事実もある──「オーストラリアワインのエピソードを描いた最近の号が出版された3日後、そのワインが爆発的に売れました」と亜樹直姉弟は教えてくれた。彼らのmangaは、ワインがもたらす味覚の官能についての、グラフィックと物語による抒情詩である。物語はこうだ。ある高名な日本人エノローグが、相続として偉大なワインをカーヴに遺す。彼の死後、二人の子供(実子と養子)がその遺産を懸けて、“神の雫”と呼ばれるワインを探していく。版元のグレナ社によれば、フランスで30万部(※編集部註:8巻発売時点)を売り上げている。
『神の雫』は、書店だけでなく、カーヴィストの間でも成功を収めた。東京でフキダシの中に書かれた文字が、ボルドーワインの売り上げを促進している……。しかし原作者によれば、第一に問題となるのは文化であるという。「日本で出版された漫画が、先祖代々受け継がれてきたノウハウによって生まれる、純粋に伝統的な偉大なるフランス産ワインのことを描き、それが韓国でも爆発的なセールスとなっています。このシリーズは、異なる伝統と伝統の間を橋渡しするものであり、異なる国々の消費者の入り口となっているのです」
「『神の雫』によって、ワインのイメージは良くなり、ワインを飲むという消費行動は大衆化したと思います」と亜樹姉弟は明かす。「有名な高級レストランに行かなくても、それなりのワインが飲めるようになっています。ワインの敷居が下がったのです」
【シャトー・レオヴィル・ポワフェレを訪問】
『神の雫』の次のエピソードに登場する栄誉を得るメドックのシャトーの名前は、どれほど強要しても白状させることは不可能なようだ。「一切何もお教えすることはできません」と亜樹氏は丁重に拒否した。そしてニヤリと笑ってから、その理由を明かした。「そんなことをしたら、皆がそこのワインを買おうとしてしまうでしょう!」
ワイン愛好家に教えよう。金曜日、彼らの最初の訪問先は、メドック地区サン・ジュリアン村の第2級シャトー・レオヴィル・ポワフェレだった。もしかしたら次の“神の雫”、かもしれない。
翻訳=加藤尚孝(OENOCOM)
「フランス3・アキテーヌ」テレビ 2009年9月19日放送
新聞だけでなく、テレビ局のニュースフラッシュにも取り上げられています。このニュースは、『神の雫』原作者・亜樹直氏が、ボルドーワイン振興に貢献した人々に贈られる名誉称号、《ボンタン騎士団 Commanderie du Bontemps》に叙任された式典の模様を伝えるもの。
ニュース動画そのものは再配信できないのですが、2分を超えるニュースフラッシュからとったいくつかの画面キャプチャをご紹介します。素敵な叙任式や、楽しげなサイン会の様子をご想像ください!








