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「STARFIELDS」

Michael Aubtin Madadi イギリス

時代遅れのロースペック。それが悲しい恋の終わりを生んだ──。公園に独りきり座っていた彼と、ふいに隣に現れた一台のロボット。どちらからともなく始まった、不器用な二人のつたない会話。「ところで、どうして君はドクターEnwaのところに行ったの?」そこで明かされるロボットの悲しい真冬の一夜。 その日、彼は一人の雪だるまに恋をした。だけどその恋は淡く儚い終わりを迎えてしまう。大切な人を失った原因は自分自身。無限の星空の下、旧式ブラウン管の情“熱”、は空回りするだけだった。ハイスペック、ハイポジティブの時代に、いびつなオールドタイプの二人が最後に見つけるものは?スローペースな会話が利いた、切なくやさしい大人のファンタジー短編。

まず最初に、このような素晴らしい賞に取り組んでいる講談社にお礼を言わせてください。次に、副賞をいただいて僕がどんなに喜んでいるかを言わせていただければと思います。振り返ってみると、この作品を描くのは今までで一番楽しかったことのひとつでした。本当にそうなんです。もしこの作品を実際に描いていた真夜中に聞かれても同じように答えたと思います。僕はこのふたりのキャラクターがとても気に入っているので、それが読者に少しでも伝わったのなら、こんなに嬉しいことはありません。

登場人物の人種も年代もわからない、この人にしか描けないだろうと思わせる独特のタッチが強い個性を出していた作品。既存の作品のルールにとらわれない自由な展開だが、物語の背後にさみしさと孤独な感じが存在しており、読後に妙なひっかかりを残した。ただ、シュールなものとして読むか、日常にあふれる人生の機微を読み取るのか……どちらで読むべきかよくわからない。不条理か日常かどちらかに重点的に描くとより多くの読者に読まれるものになる可能性を感じ、今回の副賞としました。

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