奨励賞 賞金10万円+トロフィー:『苦海』ナガタ(東京都・33歳)

ストーリー

かつての恋人・春への思いを振り切れない吉原の花魁・花里。友人お夕の弟・新は、お夕から金を借りながら、小雪という花魁といい仲になっているが、新の失言が原因で、刃傷沙汰が起きてしまい……。

Webで読む

●ちば先生より

情緒豊かなタッチで「郭」の悲哀を緻密に描いているし、この世界の資料を調べ、しっかり取材し創り上げた努力が見える。だが、登場人物が皆、同じタイプであり、名前も俗名・源氏名が入り混じるために、読み手を迷わせるのはとても残念。また、演出にタメが少ないので、人物の気持ちに入っていけないもどかしさが惜しまれる。

●受賞のことば

この作品で受賞でき嬉しいです、有難うございます。どうしようもなく絡まってしまった事柄を、解かずとも巧く描けたら……良いな。

●担当編集より

良いところは、端整な絵。自分なりに表現する核をもって作品を作る姿勢。課題は、人物の描き分けと、歴史解釈のスケール感。大きい才能に育ちうる人だと思います。

    トップページへ戻る

    第64回ちば賞はただいま募集中!