僕が書いた傑作『君について行こう』を読んだのがきっかけで小山宙哉は『宇宙兄弟』を描き始めたんだよ。つまり僕がいなければ、映画もないってことさ。
宇宙開発の主役は、宇宙飛行士だ。そう思っている人は多いだろう。だが、古川宇宙飛行士に話を聞いていると、そんな認識が変わっていく。古川さんは、宇宙へ行ったことのない宇宙飛行士だ。12年もの長い間、ひたすら地上で訓練を…
国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」を舞台に難病と言われる「筋ジストロフィー」の進行を止める薬を求めて研究を続けている男がいる。「僕の仕事が途中で止まらないように、みんな、手伝ってくれ!」
宇宙飛行士と、双子のような関係の職業がある。管制官だ。「違いは、自らの体を使うかどうかだと思います」 そう話すのは、内山崇さん。宇宙船の地上管制官をしている。そして、08年に行われた宇宙飛行士選抜試験を…
リサイクル用マグネット製作を行う民間企業が、通常業務と並行して手がけるのは、宇宙開発。ロケットの開発を行うほか、「微少重力実験塔」を擁し、その名は世界に知られている。 だが専務の植松努さんにとって…
「お子さんたち、パパにそっくり!」という人も多い。そうなのか? ぼくには、よくわからない。「お子さんたち」が、ぼくにそっくり、ということは、この兄弟は、よく似ているということになるのだが、信じられませんね。
目の前に、とびきり繊細で素直そうな<つむじ>があった。俺はつむじを見ただけで、その人間の性格がだいたい読めるんだ。そんな話をすると、みんな一瞬困ったような表情を浮かべ、ここ笑うところ?というあいまいな…
宇宙へ行くという使命を帯び、技術の粋を集めて作られたロケット。しかし、そこには足りないものがある。美しいデザインだ。宇宙に興味がなくても、見ているだけで心地よい、かっこいいデザインのロケットがバンバン作られる。
普段私たちが空気の存在を意識することはほとんどない。しかし真空状態である宇宙空間では途端に空気は重要なものとして存在感を増す。ここでは若手アーティスト鈴木康広が自らの作品で空気を知覚化することに挑戦する。
「宇宙兄弟」では2025 年に月面基地ができています。日々人は月面基地に向かって宇宙船オリオンに乗り込んでアレスI ロケットで打ち上げられる……。実はこれ、ジョージ・W. ブッシュ前大統領が発表した「コンステレーション計画」に…
世界で初めて宇宙飛行を行った女性は、旧ソ連のワレンチナ・テレシコワ。1963年のこと。では、旧ソ連は女性を男性と対等に扱っていたのかというと、かなり怪しい。だって、それから19年間も女性を宇宙に送り出さなかったから。
20 世紀のはじめにフランスの新聞社が宇宙人に遭ったら懸賞金!って企画を立てたけど、ただし火星人は除くって規定が。それだけ、火星には人がいそうな感じだったんだね。それから100 年後、オバマ大統領が火星の有人軌道周回飛行を目指すって宣言したね。///…
あなただけの一冊(星)を探しに、本屋さん(宇宙)へ行こう――。『すーちゃん』の益田ミリが描く、なんでもない日々をちょっとだけ変える本との出会いのお話。
大航海時代、新大陸へ辿りつくことが人々の夢だった。しかし、コロンブスがアメリカ大陸に到達した後、人々の夢は、開拓となった。1960年代、アメリカとソ連は、宇宙へ、月へと行くことを夢としていた。